モエレ沼公園は札幌市の市街地を公園や緑地の帯で包みこもうという、札幌市の拠点公園として計画された総合公園です。
基本設計は世界的著名な、彫刻家イサム・ノグチが手がけていますよ!
北海道の大自然に溶け込むような、雄大な姿は「大地の彫刻」と呼ばれています。
23年の歳月を経て札幌を代表するアートパークとして再生され、公園全体が一つの彫刻作品となっています。
その中でもガラスのピラミッドは公園の文化活動の拠点となる施設で、公園を象徴するモニュメント!とてもモダンで素敵な建物です。
自宅が札幌のモエレ沼公園近くにあり車で15分のところなので、毎週訪ねるほどここはわたしのお気に入りの場所なんですよ!
夏には美しい芝生でのんびり青空を眺めたり、自転車に乗りながら公園一周したり、また冬の季節は公園全体を覆いつくす真っ白な雪の美しさに、感動したりしています。
わたしが愛してやまない、モエレ沼公園のイサム・ノグチの世界を紹介していきますね。
目次
モエレ沼公園のシンボル、ガラスのピラミッド「HIDAMARI」
ガラスのピラミッドは、モエレ沼公園のシンボルとしての形態を持ち。「全体をひとつの彫刻とみなした公園」の中心的な施設。アトリウムは太陽光が射して、中から公園内を見渡すこともでき、中にはベンチも置かれています。
また、こちらにあるガラスのピラミッドは、形状は違いますが、ノグチ氏の若き友人である建築家I.M.ペイによるルーブル美術館のガラスのピラミッド(パリ、1989)へのオマージュとも言われて
います。
館内にはイサム・ノグチを映像や図書で紹介するギャラリーもあります。また市民の文化的な活用の場となる多目的スペースやとても素敵なレストランやショップがあります。
来館された皆さんが、大自然に溶け込んでいるこの場所でゆったりとくつろいでいます。ベンチに座って本を読んでいる人、わたしはコーヒーをショップで購入し、外の景色をのんびり眺めながらのコーヒータイムでまったりするのが至福の時です。
ガラスのピラミッドから見える公園の木々の美しさ、雄大な自然がみせる春、夏、秋、冬の季節の移り変わりを感じることができます。ガラスのピラミッドが自然の一部となりまわりの景色と調和している姿をみるたび、イサム・ノグチの世界観の素晴らしさを感じて、とてもハッピーな気持ちにさせてくれます。
鉄筋とガラスで造られているのに、わたしはガラスのピラミッドから、とても優しい暖かな波動も感じられて、とても穏やかな気持ちになれるんですよ。
皆さんも、ガラスのピラミッドから見える公園の美しさを思う存分に堪能してみて下さい。
イサム・ノグチがてがけた、モエレ沼公園
モエレ沼公園は、札幌の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという、「環状グリーンベルト構想」における拠点公園として計画された札幌市の総合公園です。
モエレ沼公園は、ゴミ処理場跡地を公園化。また屋内施設であるガラスのピラミッドに、地域固有の自然エネルギーである雪を活用した冷房システムを導入しています。自然環境保全の観点でも注目を集めていますよ
1982年からは、ゴミの埋め立てが終わった部分への盛度や植樹などの公園造成事業がスタート。
また、モエレ沼公園を降水時のセーフティーネットにしており、周辺地区を洪水から守っています。
モエレ沼公園は、春にはサクラが咲き、夏は噴水ショーや水遊び場もありますので、夏を彩る施設もオープンする日を札幌市民も楽しみにしていますよ!
秋には紅葉、冬は一面の雪景色の中でクロスカントリースキーやソリ遊びが楽しめます。
わたしはが是非トライしたいのが、イベント「冬の公園を歩こう」!です。雪の積もった園内を公園スタッフがガイドしてくれ、それも「かんじき」を履いて冬の公園を散策するなんて!とっても楽しそうですね。
また、「歩くスキーin モエレ」もありますよ! 中々興味があってやってみたいけど、自分だけではと思っていたなら、まずは電話で予約してみて下さいね。イベントは各先着(10名1,000円ほどかかります)ですが、まずはご相談してみては!
ご家族やカップルなどで、楽しんではいかがですか?
*用具をお持ちでない方には一式貸し出しもしています。
[ウインタースポーツ用品レンタル」
営業期間:1月上旬~3月上旬
営業時間:10:00~16:00
定休日:毎週月曜日
料金:歩くスキー、ソリ、スノーシュー各300円・長靴200円
モエレ沼公園 海の噴水
海の噴水は、モエレ沼公園の中央、円状に植栽されたカラマツ林に囲まれるように設置されています。こちらは、なんと!直径48mの大きな噴水。この噴水ショーは40 分のプログラムと15分のプログラムがあります。
こちらのショーは、1日3~4回運転しており、 ロングプログラムはひとつのストーリのように構成されていて、なんと!高さが25mまで噴き上がった後に、水面全体がうねりながら徐々に水が満ちていく「海の嵐」を表現。
水しぶきがまるで生き物のように躍動しながらいろいろな形に変化する、その姿は、まるで竜が水面から天に駆け上るような姿にも見え、とても神々しい!25mの水が一瞬にして噴き上がるのですから、自分の存在さえも忘れてしまいそうな、異次元な世界を感じます。
この噴水のコンセプトは、「水の彫刻」と言われており、生命の誕生、そして宇宙を表現しているそうですよ。公園全体に生命の息吹を与え、まるで公園全体が喜びを表現しているかのようです。
初めてこの噴水のショーを見たときには、今、目の前で宇宙が誕生したかのような、ダイナミックな水の動きと水の満ちていく変化の激しい様子は、立っているだけで、足が震えるほど感動しました。
北海道の初夏から秋の中旬くらいまでショーを開催していますので、皆さん自身で是非一度体感してみてください。絶対、見ないと後悔しますよ!
[海の噴水] 営業期間:4月29日~10月20日 *夜間はライトアップします。
4~5 月 平日 10:30~45 13:15~55 16:00~15
(土・日・ 祝) 10:30~45 13:15~55 16:00~15 18:30~45*
6~8月 10:30~45 13:15~55 16:00~15 19:15~55*
9~10月 10:30~45 13:15~55 16:00~15 18:30~45*
モエレ沼公園 サクラの森
サクラの森はイサム・ノグチが子どもたちの冒険場として造られました。「大人の世界ではなく、背丈90cmの人間が走りまわる世界」イサム・ノグチ」が創造したものを子どもに発見してもらいたい。原始、人がそうしたように、子どもにも直接向き合ってもらいたいのです。」とイサム・ノグチからのメッセージがあります。
サクラの森は、約1,900本の桜が植樹されており、その中には7つの遊具エリアがあります。それも全て遊具は、イサム・ノグチがデザインしたもの。また、126基ある遊具はどれもカラフルでとてもモダンでとてもインパクトのあるものばかり。
こちらの遊具は、こどもたちの色彩や空間、形に対する感覚を刺激するデザインになっているそうですよ! 大人が忘れてしまっているもの!それは目にみえるもの全てを遊びにすることができる想像力ではないでしょうか。子どもたちの冒険心や好奇心を更に刺激し、チャレンジできる世界をここに造ってくれています。
なんて、贅沢な空間なんでしょう。
私は春から秋にかけてウオーキングでこちらに立ち寄っては、黄色の椅子に座ってみたてり、周りのサクラの景色を楽しんだりと、こちらの遊具の独自なデザインとカラーを思う存分堪能しています。
子どもたちが遊具の周りを走って鬼ごっこをしたり、友達と遊具の上に乗ったり隠れたりする姿!とても可愛いです。子どもたちがきらきらと目輝かしている姿は、見ているこちらもうれしくなります。
大人の皆さんも是非、自転車でお子さんとモエレ沼公園をサイクリングしながら、途中、こちらの遊具に立ち寄ってみて下さい。大人も子供のころの自分自身に、出会えるような気がします。
[レンタサイクル]
営業期間:4月29日~11月 3日
受付期間:4月29日~10月15日 9:00~17:00 (受付終了15:00)
10月16日~11月 3日 9:00~16:00(受付終了14:00)
料金:普通車 200円・乳幼児バスケット付き自転車 300円
モエレ沼公園 モエレビーチ
モエレビーチは遊歩道で囲まれていて、ごく緩やかなすり鉢状の敷地の中央部に、イサム・ノグチの平面造形による浅い池が設けられていています。ここは美しい海辺をイメージしており、サンゴで舗装もされていますよ!
モエレビーチでは、池の中の3カ所の吹き出し口から出た水は、波紋を作りながら自然に消えていくように設計されていますので、長い時間見ていてもあきません。
夏はホワイトカラーのパラソルもありますから、まるで避暑地でプライベートビーチにいるかような贅沢な空間を感じます。子供たちのはしゃいだり、水辺でおもちゃで遊んだりと、大人も子供も楽しめる場所なんです。
わたしは、夏はパラソルの下でのんびりと本を読んだり、お昼寝したりするのがお気に入りです。
札幌市民の人でも、中々知らない穴場だと思います。
モエレビーチの水辺の反対側や、360度見渡たしてもモエレ沼公園の独自の世界をどっぷり浸りながら、青々とした葉っぱをつけた木々や、野鳥のさえづりの声などが聞こえてきて、ここは、どこ?と一瞬童話の世界に迷い込んだかのような錯覚さえもしてしまうほど、安らぎの場所。
初夏には是非、遊びに来て下さいね。
「モエレビーチ」
開催期間:6月中旬~9月中旬
営業時間:10:00~16:00
定休日 : 毎週木曜日
緑豊かな水郷公園として
モエレ沼は、平成元年度から禁漁区となっており、オオハクチョウ、かも類などの渡り鶏の飛来のみられる静かな水面が広がっています。野鳥観察や魚釣りなどの身近な自然とのふれあいの場所として貴重な存在となっています。
沢山の人がバードウォッチングして楽しんでいる姿をみかけます。何種類の野鳥が同時に鳴き声を聞くことができますので、札幌市内でこんなに沢山の野鳥が木々のまわりを元気よく飛び跳ねている姿は、こちらも見ていてほっこりします。
モエレ沼公園に入ってすぐの川沿いには、アウトドアのチェアーにすわりながらのんびりと釣りを楽しんでいる様子をよくみかけますよ!何がつれるんだろう?
自然を愛する方、釣りが大好きな人、バードワッチングが趣味な人など、全世界の友人の皆さん、札幌に来たら、是非遊びに来て下さいね。待ってますよ!
ガラスのピラミッドの施設
ガラスのピラミッドは館内の4つのスペースを貸室として開放しています。
・音楽イベント
・ダンス
・アートパフォーマンス
・会議、
・講演会
・ワークショップ
上記の様々なイベントの場として活用できます。*料金などは事務局までご連絡してください。
わたしは1Fアトリウムで、2020年12月19日に、モエレホワイトクリスマスコンサートを楽しみました。
第1部は吉澤吉澤の [instrumental](電子ピアノ、ドラム)のセッション。
クリスマス曲のアレンジメントの曲やオリジナル曲が素晴らしかったです。
第2部ではCross Noise [ジャズ] サックスと電子ピアノのコラボレーションでジャズを演奏してくれました。サンタさんのコスチューム、とても可愛かったです。また、サックスもアルト、ソプラノと曲に合わせて楽器も変えていました。
サックスの深みのある音もいいですね。「ピンクパンサーの曲」のメロディーをサックスで、聞けたのが一番印象に残りました。アトリウムでの演奏は響きもよく、ガラスピラミッドでの素敵な思い出になりましたよ。次回はトランペットの生演奏も聞いてみたいです。
ピラミッドの中での演奏は外の景色を見ながら演奏会なので、非日常な特別な時間を頂き、楽器の音もこのピラミッドの空間の中で宇宙の広がりも感じるほど音響の響きも良く、こんな素敵な舞台でわたしも電子ピアノ演奏してみたいな!と想像してみたり。
もし、弾けるのであれば、そうですね、毎日ユーチューブで良く聞いている大好きな曲。それは、イギリス出身の男性ボーカリストのジョージ・マイケル氏の[FREEDOM‘90]のミュージックビデオ4kリマスター化したバージョン。1980年代に活躍していたモデルのリンダ、ナオミ・キャンベル、など豪華なスターの若き姿が懐かしいです。映像もとても美しいので一度聴いてみて下さい。身体全体から、はじけるようなパワーがでますよ。
皆さんもガラスのピラミッドのイベントに参加して、素敵な思い出ができますように!
モエレ沼公園、ガラスのピラミッドの住所、開園時間、交通アクセス
住所:北海道札幌市東区モエレ沼公演1-1 ☎011-790-1231
開園時間:7:00~22:00:(入園は21時まで)
・休演日:なし
・入園量:無料
・駐車所:無料
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ガラスのピラミッド「HIDAMARI] *休館日は、第1月曜日(8月は無休)
営業時間
4月29日~5月31日 9:00~19:00
6月1日~8月31日 9:00~20:00
9月1日~11月3日 9:00~19:00
11月 4日~4月28日 9:00~17:00 毎週月曜日
(12/29~1/3)*月曜日が休日の場合は翌平日に休館
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地下鉄+バス(中央バス)
1. 地下鉄東豊線「環状通東駅」から「乗車時間約25 分」
(東69)あいの里教育大駅前行⇒ モエレ沼公園東口
(東79)中沼小学校通行⇒モエレ沼公園東口
2. 地下鉄南北線「北34条駅」/東豊線「新道東駅」から「乗車時間約30分/20分」
(東76)中沼小学校通行⇒モエレ沼公園西口
3. 夏季は期間限定運航バスが、バスセンター、麻布他市内各所から運行。
🚘自動車 ・札幌駅・大通リ周辺から約30分
新千歳空港から高速道路利用で50分(伏古I.C下車)
まとめ
世界的に著名な彫刻家のイサム・ノグチ氏「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもとに造成された、モエレ沼公園の全容をお伝えしています。
代表されるガラスのピラミッドは、モエレ沼公園のシンボルです。それを中心施設としながら、モエレビーチ、海の噴水、サクラの森など、広大な敷地に施設が配置されています。
この記事では特にわたしが好きな場所をピックアップさせて頂きました。まだまだ、語りつくせないほどの素晴らしい施設や、モエレ沼公園の魅力もたっぷりとありますが、まずは皆さん自身がこちらに遊べにきてほしいです。
それぞれのお気に入りの場所を見つけて、楽しんでくれることを願っています。
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